6月28日→大宝八幡宮流鏑馬神事
諸々多忙で、当サイトの更新が止まっていました。
まずはリハビリがてら、URLを貼ってお茶を濁すのであります。
元ネタは、またも「やぶなび」。日本中の流鏑馬イベント情報を集約している凄いサイトです。
【茨城】大宝八幡宮流鏑馬神事 - やぶなび | 日本各地の流鏑馬(やぶさめ)を紹介
毎年、6月の最期の日曜日に、茨城県下妻市の「大宝八幡宮(だいほうはちまんぐう)」で開催されています。
大宝八幡宮は関東最古の八幡宮と言われ、あじさい祭りでも有名です。
八幡宮と言えば尚武の神様。高砂部屋の力士が稽古合宿をするなど、こうしたことと縁が深いようです。
9月中旬には「タバンカ祭」という松明祭りがあります。民俗学系では、こちらの方が有名でしょうか。
全国でもここでしか見ることのできない珍しい火祭りで、その起源は応安三年(1370)に大宝寺別当坊の賢了院が出火した際に、畳と鍋蓋を使って火を消し 止めたという故事を戯曲化したのに始まります。
日も暮れ、七時の太鼓の音によって祭が幕を開けます。この祭は、別名「冬瓜まつり」とも呼ばれるように冬瓜 を神前に献上します。神前に巴型に並べられた畳と、その中央の鍋蓋に、御飯と冬瓜を盛った盃を乗せます。それを白装束の氏子青年が拝殿前へ放り投げます。
このとき砕けた盃の破片を拾った人は病気をしないといわれ、参詣の人々が競って拾います。その後、大松明に火がつけられ、その火を囲んで畳と鍋蓋を勢いよく石畳に叩きつけます。この時に発するバタンバタンという音からタバンカの名が起こったと伝わります。
次に、大松明の御神火をいただいた松明を両手に持っ た所役が、松明を振り回しながら境内をかけまわり、それを畳と鍋蓋の所役が火の粉を浴びながら追いかけたり追われて逃げまわります。
時として参詣の人が追 われることもありますが、火の粉を浴びると火の災いを免れるといわれているため、火傷をしないように注意しながら火の粉を浴びます。
最後に、再び御神火を 囲み畳と鍋蓋で消火に努めます。この松明の明かりを以って、12日には境内末社、14日には本社と若宮八幡宮の御幣が新しくされます。
6月の奉納流鏑馬は、あじさい祭りの一部として披露されるもので、二の鳥居と三の鳥居の間で行われ、終了後には当たり的がゲットできる可能性もあるようです。