12月5日から2016年2月21日→京都/特集陳列 刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─
低視聴率ながらも、歴史マニアには絶賛されたNHK大河ドラマ『清盛』。その中で重要なアイテムとして「髭切」という刀が登場しました。捕縛された源頼朝が平清盛と対面し、源氏の宝刀「髭切」を渡すことを要求されるが……といった場面。(……記憶で書いているので、間違っていたら申し訳ないです)
(髭切のナカゴ)
それが、同レベルの宝刀「膝丸」と同時に陳列されます。それだけでなく、他の伝説の刀も一同に会する形で……!
この特集陳列では、京都の古社寺に伝来した名物刀剣の全てを一挙公開し、数奇な運命に翻弄されながらも時代を生き抜いた名刀の数々を紹介いたします。 史上初となる、源氏一門の重宝「髭切」(「太刀 銘国綱」 北野天満宮蔵)と「膝丸」(「太刀 銘□忠」 大覚寺蔵)の同時展示をはじめとし、後鳥羽上皇 が御自ら手がけたとされる太刀「菊御作」、斬りつけた真似をするだけで相手の骨が砕けるという伝説を持つ「薙刀直シ刀(名物骨喰藤四郎)」(豊国神社 蔵)、桶狭間の戦いで織田信長が得た「刀(名物義元左文字)」(建勲神社蔵)、坂本龍馬の愛刀「刀 銘吉行」など、ドラマティックな歴史を持つ名刀の数々 をご紹介します。作品に秘められた歴史とあわせて、奥深い刀剣の美の世界をお楽しみください。
この展示は、2015年12月5日(火曜)から2016年2月21日(日曜)まで、京都府の「京都国立博物館」にて、「特集陳列 刀剣を楽しむ─名物刀を中心に─」として開催されています。
- 太刀 銘国綱(名物髭切・鬼切)(*1)
- 太刀 銘■忠(名物膝丸・薄緑)
- 太刀 銘有綱
- 太刀 銘貞綱
- 太刀 菊御作
- 太刀 銘■前国則宗(名物二ツ銘則宗)
- 短刀 無銘(名物上部當麻)
- 剣 無銘
- 刀 金象嵌銘永禄三年五月十九日義元討捕刻彼所持刀
- 太刀 銘物部吉貞
- 薙刀直シ刀 無銘(名物骨喰藤四郎)
- 太刀 銘則国
- 短刀 銘吉光(名物秋田藤四郎)
- 短刀 銘国吉
- 刀 銘吉行 坂本龍馬所用
- 刀 銘粟田口近江守忠綱
- 刀 銘長曽祢虎徹入道興里
- 刀 銘長曾禰興里入道乕徹
写真と解説つきパンフレットのPDFも公開されています。 → http://www.kyohaku.go.jp/jp/theme/img/touken_guide_2016.pdf
こちらは「企画展」ではなく「特集陳列」のようですが、音声ガイドもついているというので、お近くの方(特に刀剣ファン)は足を運ぶ価値があるのではないでしょうか?