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【武カレ】= 武道武術カレンダーBlog (by soseido.org)

「武道・武術イベント カレンダー」(budocalendar.soseido.org )の大会・演武会・講習会などを人力更新で紹介します。最新情報は各団体様にお問い合わせください。

2017年5月(日付は後日確定)→東京/ナイフ焼き入れ体験会in武士コン9

体験会 日本刀 独自記事 イベント紹介

※武士コン9の正式な開催日は未定。5月中、都内某所になる見込み…だそうです。最新情報は武士コン公式アカウント(@BushiCon )をご確認ください。→ http://twitter.com/BushiCon/

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鍛造された刃物に焼刃土を塗り、火焔の中で熱して、水の中で急冷。ジュウッという音と共に水蒸気が立ちのぼり、斬れ味鋭い「刃」が形成される……

「文明の利器」という言葉の「利器」とは、先端の鋭い刃物の事で、人類が青銅器や鉄器の生産・加工技術を欲してきたことと深い関係があります。

日本人が日本刀に特別な感情をいだくように、世界各地のどの民族にも、鋭利な刃物を神秘的なものとする伝承があります。(各地の民族以上の正装で、男性は刀剣を提げている姿が多いそうです)

ことに、鋼(ハガネ)の硬度を増す「焼き入れ」という工程は、独特のノウハウが必要であり、集中力を要することから、いっそう神秘的なイメージが持たれています。

(単なる加熱ではなく、炭素を供給せねばならない云々があって……マルテンサイトが云々で……と、当アカウントの中の人も少しは本を読んで勉強したのですが、まだまだサッパリです)

 

現代にはエンジンやモーターを使った工作機械がありますから、「近所に工場がある」とか「実家に工作機械がある」とか「Makers(メイカーズ)関連のスタジオでレンタルする」とかの手段で、鉄板を切ったり削ったりして「刃物の形にする」ことは(昔よりは)簡単です。

が、苦労して鉄を切り抜いても、ホームセンターで売っている普及品の鉈(ナタ)と打ち合うと凹んでしまいます。硬度が足りないので、欠けることもできないのです。当然、道具としての性能は劣るわけです。

そこで必要なのは、やっぱり「焼き入れ」ですよね?

 

 

 

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焼刃土を置いて(塗って)、乾燥させて、木炭の炎で加熱して、急冷。刀匠の工房などで体験できる教室もありますが、関東で観光で体験できる例はなかなかありません。

が。

2017年5月、簡単に体験できます。

移動式の炉を引っ提げて、青森から訪れるのは外崎源人( @tonogen0805 )先生。2016年11月の「武士コン8」に続き、今年(2017年)5月下旬開催予定の「武士コン9」の一企画として実施予定だそうです。

Twitterにて、「事前予約開始」の告知がされていましたので、紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

※「研ぎや銘入れは自分でできるから、その日のうちに持ち帰りたい」というMakersな人は、2,000円offの13,000円だそうです。

 

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Instagramのタグ「 #武士ナイフ 」を見ると、作例がUPされています。(……って現時点では1名だけですが)

www.instagram.com

 

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↑作例。

焼刃土を置いた時点ではダイナミックな刃文になるハズ(記事上部の写真参照)だったのですが、焼き入れ時の一瞬の躊躇から、ホンワリした感じになりました。いやあ、本当にこういうのは「心」が反映されるのですね……。

鋼材の種類にもよりますが、市販の包丁などよりさらに水気に弱いようなので、ご注意ください。この「武士ナイフ」は、水滴がついて30ほど放置していただけで、小さな錆が浮いてしまいました。……で、家庭用砥石で研いだわけです。(これ、普通の水を使っていると、研いでいる間にも水が赤く濁ってきます。鉄粉が錆び始めているんですね)

いちおう綺麗には仕上がりましたが、受領時(下写真)のような、分かりやすい刃紋を出すのは難しいですね。

(工学的・化学的な方法については、少しだけ知識としては把握していますが、実践するのは大変です)

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↑こういう人がいるから? ……かどうか分かりませんが、「武士コン8」以降のモデルでは表面に透明コーティングをして発送していただけます。

なので、研磨とか分からない人でも大丈夫ですよ!

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(過去記事)

budocalendar.hatenablog.com

 


武士コン8 Bushi-Convention 8th

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Amazonリンク)

月刊 秘伝 2017年 02月号

月刊 秘伝 2017年 02月号

 

 ↑BABジャパン「月刊 秘伝」2017年2月号の “武士コン8見聞録”という記事で、焼き入れ体験会の様子もレポートしています。(当アカウントの中の人が書いています)