2017/5/5→群馬/上泉伊勢守杯・赤城神社奉納武道大会[30](柳生新陰流・気楽流・法神流の模範演武)
ゴールデンウィーク、特に5/5は全国各地で様々な武道イベントが開催されます。
↑武カレ(Googleカレンダー)のスクリーンショット。カレンダーに登録した内容を、もっと簡単にBlog投稿できるようになればいいんですが……(無料サービスを使っているので贅沢は言えませんので、手作業でボチボチやって参ります)
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2017年5月5日には、群馬県 前橋市 三夜沢町にある「赤城神社」で、柳生新陰流・気楽流・法神流の模範演武が披露されます。
イベントは赤城神社奉納武道大会。第30回を記念した今回から「上泉伊勢守杯」と冠するようになったそうです。
三夜沢赤城神社は、各地にある赤城神社の総本山(と推測されている)神社だそうです。推測、という言葉が入るところは、だいたい古代以来の長い歴史を持っているわけですが、ここも例外ではありません。
創建は不詳。神社の由緒によれば、上代に豊城入彦命が上毛野国を支配することになった際、大己貴命を奉じたのに始まるとされる。
当社から約1.3km登った地には「櫃石」と呼ばれる磐座を中心とした祭祀跡が残っており、古代祭祀の様子がうかがわれる。
↑これはどう見ても古いタイプの神社ですね……。
そして群馬で武術と言えば、新陰流の始祖・上泉伊勢守信綱。
剣術・剣道史五百年の中で偉大な剣豪・剣術家は数あれど、現代に至る総実践人口の割合から言って、後世の剣術家・剣道家に最も大きな影響を与えたうちの一人であるのは間違いないでしょう。
上州の尚武の気風は現代においても続いているようで、武道・武術が盛んだそうです。
「赤城神社奉納武道大会」は少年剣士・拳士の育成に軸を置いた行事のようで、こちらのサイトに写真が掲載されています。
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第22回赤城神社奉納武道大会を5月5日の「子どもの日」に三夜沢町:赤城神社境内に於いて、前橋東部商工会宮城支所が担当する赤城神社奉納武道大会実行委員会が中心となり開催いたしました。この大会は前橋市内及び近隣の小・中学生を対象とした剣道と県内の空手道場との親善試合が中心の空手が神社境内で一緒に行われました。剣道・空手のトーナメントは好試合の連続で、子供たちの日頃の練習成果が出ていました。5日は赤城神社の例大祭でもあり前橋市無形文化財の“赤城神社太々神楽”の奉納が行われ、多くの方々が赤城神社を訪れ賑やかな1日となりました。
伝承によれば、上泉伊勢守は赤城神社で山籠りの修行をしたとか。となれば、「上泉伊勢守杯」と冠するのは自然の流れでしょう。
そして、このイベントの開会式(08:30~09:00)の中で、模範演武として3つの古流が演武を披露するそうです。
・気楽流
・法神流
上泉信綱の流裔の中で最も有名な柳生新陰流。群馬で伝承されている系統の師範がたが演武される模様です。
気楽流を演武する飯嶌師範は、武術研究で著作を出していることでも知られています。最近あまり演武会などに登場されていないようで、演武を拝見するチャンスですね。(下記AmazonリンクのDVDも飯嶌師範のもののようです)
法神流は最近、NHKのドラマ「花嵐の剣士」で、女剣士・中澤琴の流儀として登場して検索順位がグッと上がったりしたようです。ワイヤーアクションなし、本当の姿を生で見られます。
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(Amazon)
飯嶌師範