【武カレ】= 武道武術カレンダーBlog (by soseido.org)

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【レポート】2017/05/20「武士コン9」

2017年5月20日、東京都の西の方に位置する「是政橋」で、日本文化なんでもござれ!のオールジャンルイベント「武士コン9」が開催されました。

武士コンとは、「武士趣味コンベンション」の略。演武、武術レクチャー&体験会、ソフト武器による練習試合、和小物や書籍、弓、刀などの販売(頒布)、矢留めデモンストレーション……などなど、一言では言えないカオスでフリーダムなイベントです。

 

事前記事はこちら。

 

当ブログの中の人は、「和のいえ櫻井」で開催された第7回と第8回には行ったことがありますが、河原での武士コンに参加するのは初めてです。が、こちらが本来の姿と言えるでしょう。

最初は「橋の下」と聞いて「えっ何それ?!」と警戒したものの……是政橋というのは全長401メートル、上下四車線(橋梁が2つ並行している)の立派な斜張橋でした。

参考→ 是政橋 - Wikipedia

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この巨大な鋼とコンクリートの建造物……「橋の下」というよりも「イベントスペース」に近いかもしれません。(←それは言い過ぎです)

 

「河原では、道着や和服への着替えはどうするんだろう?」と思いましたが、事前予告通り「着替え用テント」 が設置されていました。……「10秒で組み立てられる簡易テント」かと思っていたら、男女それぞれ、2畳(以上?)あるしっかりしたテントでした。

このテントは、次回(武士コン10)が同じ場所の場合にも投入されるようです。

 

↓居合や剣術、万力鎖術などの演武。事前にプログラムがあるわけではなく、「◯◯流さん、やりますか?」と声がかかって、なんとなくスタートです。

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柔術・居合などの体験会も、「じゃあ今からやりまーす」とフリーダムに始まります。

 

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↑無比流・兼相流を伝える勝武館・木村館長による居合体験会。広角レンズ(簡易魚眼レンズ)で撮りました。

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↑勝武館ブースでは模擬刀や弓杖などを始めとする武具の販売。登録証付きの脇差もありましたよ! (写真を撮った時点で、かなり売れてしまった後)

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↑名古屋から参戦の、粋陽堂さん。各流派の木刀、帯、丁字油などの和小物がズラリと並びます。

 

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↑現代野試合連盟のソフト武器。これを使ったバトルも展開されていました。

左の矢は、顔面などを完全防備した状態で、射たれる矢を刀で落とすという「矢留めチャレンジ」で使用されました。

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そして防獣ネットを利用して、遮蔽物のある合戦再現も。

はるか向こうに見えるのは、手裏剣の的です。

 

 毎度お馴染み・八国山農園さんの鍋や、前回と同じく侭屋(ままや)さんの干し飯(ほしいい)などの飲食系も。

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侭屋さんの、熱々の「おやき」100円です。

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↑青森みやげ、干し餅をいただきました。東北地方に多く見られる、餅を凍結&乾燥させた、伝統的な保存食だそうです。

参考→ 干し餅 - Wikipedia

 

 

 

 

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↑いきなり始まる無比流の稽古。(体験会ではなく)

 

 ↑(分かりやすい写真なので事前ツイートからも引用)
弾弓を引かせて貰ったり、色々教えていただいたりしました。ありがとうございます! 矢ではなく球(礫なども?)を、どうやって弓で射るのか? 疑問でしたが、数秒で解決しました。

しかし、面白いですね……。人類が各地で生み出してきた「弓」というものが、材料工学的、力学的叡智の結晶だということも分かりました。

 

こちらの弾弓は武器として危険なことの無いよう、扱いやすい強さで作ってあるので、人間同士の弓サバゲに、本当にピッタリだと思います。(あと、彩色や革巻きがカッコイイ)

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↑キャッチコピー「合意の上で 人を狩れ!」

 

 

 

 

 

↑武士系コスプレ界で人気キャラの麻呂(麿)こと、つくも氏(@tkm_smwr)。

コスプレと侮ることなかれ。本気のコスプレって、大変なんですよね……。衣装についても学ばなくてはいけないですし。特にこの方は、ソフト武器での「お遊び」とは言え、芯のある動きで薙刀や槍を使いこなしていますし、弓も射ます。南相馬でのイベントの写真を見ると、乗馬して長柄武器を振り回しています。見方によっては普通の現代武道家よりも “武士趣味” なんじゃないですかね?

 

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 ↑日本酒が1杯100~300円で量り売り。当ブログの中の人は、バタバタしていて呑むチャンスを逃してしまいました。残念。 

 

なぜかというと、今回はブース出展(?)をしていたら、予想外にお客さんが来て会話していたから。

↑写真を撮る前に1冊売れました。ありがとうございます!

出展は前の晩に決めた、っていうぐらいフリーダム。日本史や武士関係の本を書棚から選んで持参しました。

売りたいというよりも、「自分が休憩するスペースとしてビニールシートを用意」「シートが風で飛ぶので本を並べた」というのが本音かもしれません。

(中の人が書いた本も持っていきましたが……こちらは売れず……)

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↑ 開店直後、「これも置かせてもらっていいですか」と髙無先生のDVDが商品一覧に追加。こちらは5枚全部売れました。

高無宝良 宮本武蔵の二刀流  ~実技とその変遷~ [DVD]
 

 ↑Amazonでも割引販売中のようです。

 

 

月刊 秘伝 2017年 02月号

月刊 秘伝 2017年 02月号

 

 ↑月刊秘伝 2017年02月号に、「武士コン8」の写真いりレポートが載っています(書いたのは当ブログの中の人ですが、商業誌版ですからちゃんと一眼レフを操るカメラマンあり、各参加者の方々による原稿チェックありと、確実で見応えのある内容になっています)。

今回は「月刊秘伝」の記事になる予定はないですねー。(あるとしたら、巻末の「秘伝ジャーナル」でしょうか?)

 

 

 

 ↑手裏剣コーナー!

かなり広い空間なので、安心して投擲(打剣)ができます。見ていると、金髪碧眼のお兄さんを始めとして、手裏剣を堪能している人も多かった模様。

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↑この手裏剣体験コーナー、凄まじい使い手が指導してくださったりするので、日本有数の穴場ですよ……。(当ブログの中の人は、何度教えて頂いても上手くなりませんが)

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↑他のブースとは離れていたので気づかなかった人もいるかもしれませんが、多種多様な手裏剣を販売中でした。

 

 ↑青森から自作炉を持ち込んでの、「武士ナイフ」焼き入れ体験会。これはなかなか体験できませんからね……!

 

中国武術・東南アジア武術も参戦! 演武・体験会・レクチャーなどが、唐突に始まるのが武士コンです。

 

 

 

 

 

 

 ↓簡易総集編・9枚組写真です。

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このカオスでフリーダムなイベント、「興味あるけど……」と参加しないのはもったいないですよ!